トリモチと屁理屈はどこにでも付く
姑獲鳥の夏  2007/1/20
言わずもがな、京極夏彦の「京極堂シリーズ」第一弾である。
本作品は映画化されているのでご存知の方も多いはず。
虎之介にとっては初めて読んだ京極夏彦の作品である。
ちなみに映画は観ていないので、小説のみに関する独り言です。

京極夏彦の名はかなり前から知っていたが、
実際に手に取ったのは半年程前のことである。
虎之介はもともと妖怪や幽霊などが大好きで、
そいういったジャンルの小説や漫画には目が無い。
京極夏彦の作品に興味を引かれたのも「百鬼夜行ー陰」を
書店で見かけてからである。
初めは妖怪ものだと思っていた。

シリーズになっている事に気付き、それならば初めから読んでみよう
と言うことで、「姑獲鳥の夏 分冊文庫版」購入である。

本書を読んで京極堂の世界に完全に嵌まってしまった。
京極堂シリーズは妖怪ものなんかではなく、
完全な推理小説というジャンルに括られるのは間違いない。
それでも、京極堂の理屈に理屈を重ねた言い回しを読んでいるうちに
新たな価値観に気付かされるのである。
分冊になるくらいなので、とにかく分量は多いがそこもまたツボである。
睡眠時間を削ってでも読破したくなる。

本書は「文士 関口 巽」が主人公(?)なので、
全体的にねっとりとした印象。
思い込みという素晴らしい機能について語られている。

続く・・・

分冊文庫版 姑獲鳥の夏 上 分冊文庫版 姑獲鳥の夏 上
京極 夏彦 (2005/04/17)
講談社

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